ブベニチェクとドレスデン国立歌劇場バレエ団の俊英たち

なげータイトルですな。
見てまいりましたよ。
一卵性双生児のバレエダンサー、イリ&オットー・ブベニチェクに
興味を感じていたので、
何とか時間を作って、さいたま芸術劇場まで。


ところが実際に気に入ってしまったのは、エレナ・ヴォストロティナという
女性ダンサーの方でしたとさ。
いやぁ、美しい!
鶏ガラチックに痩せているわけでもないのに、
スラリと細くて長い手足!
なのに俊敏な動き!
ぶっちゃけ足の素早い伸展とか、残像が見えたよ!
(全般的に動きの早い振付ではあったけど)
なんなのこの人は、とあわててパンフをめくってみたら、
マリインスキー経由で入ってきたロシア系とのこと。
……ロシアおそるべし、こんな人材をポイと放出するか。
パンフレットのプロフィールは
ドレスデンの『シルヴィ・ギエム』と称される」と
ちょいとアイタタな文言でしめくくられていたが、
確かに、そうした雰囲気があるのも理解できる。
そう思っているのは自分だけではないらしく
休憩中の会場は「似てるわね」「ギエム」等の単語が飛び交っていた。
……ん〜、髪の毛の色まで似通っているのは、偶然の一致なのかな。
パンフ&舞台上の彼女は、ショートカットのカーリーヘアだったが
(これがまたスラリとした長身に似合う!ときめくわぁ)
劇場で配られたチラシの写真は、ストレート&ロングボブで
これと赤毛を組み合わせたら、そらもう確信犯的にギエムの真似っこですな。
今後は、今の髪型でいくべきだと思いますよ。



イリ&オットーがガッチリした筋肉質肉体&中背の、
典型的な三島由紀夫好みの肉体の持ち主であり
他の団員も、似たような体型が多かったせいもあって、
(頭の中で『世界の近江大集合』という単語が駆けめぐってしまった)
いっそう、エレナ・ヴォストロティナのスレンダーさが目立って見えた。
いやぁ、久々のヒットでした。ぜひとも再来日をお願いしたいと存じます。



それにしても、この公演が8000円とは安い!
先日うっかり見た「西島千十専と日本のイケメンダンサーの文化祭」(←ヲイラ命名)と
同じ値段で、この豊饒な内容!
スケジュールの都合がつくなら、絶対もう一度見るのに!


つーわけで夜もふけたのにわざわざブログ書いてみました。
スケジュールに都合がつく人は行くべきだと思いますよ。