俺のナナホシ管弦楽団があんなにロンゲなはずがない

1/24に代官山UNITで行われたIAのイベントに参加してきました。
無料でイベント見せていただいて何もしないのもなと思い、レポートしておく。


イベントセットは以下の通り
+事務員Gによるオープニングトーク、お祝いコメント読み上げ、
 IAのプロフ紹介&活動紹介のデモムービー
 お祝いコメントはボカロの開発者剣持秀紀氏、Ciel(神無月P)、MASAMI(振付担当:ROCK STEADY CREW)
+ライブ:TeddyLoid&IA「Shooting star」
 IA登場といってもARによるニコ動の映像のみで、ライブ会場の我々には空っぽのステージが(^ー^;)
 会場のモニターにはIAが映っているので「あ、そゆこと」というカンジ。
 何もない空間と絡むTeddyLoidは「もういい、もう休め……」となった。
 曲は良かったのになぁ。
Liaのお祝いメッセージ動画&IAとLia去年のライブの映像ダイジェスト
 TeddyLoidのトーク:IAを使ったきっかけと自分の活動紹介
 さらりと「AR技術」「後で映像が見るのが愉しみ」、等々の発言でIA不在を断言してしまう。あああww
+ライブ:ワタナベイビーホフディラン)「恋は渋谷系
 ホフディランて名前は知ってますけど……程度。
 お客のアジり方は手慣れていた
トークBACK-ONTEEDA(ボーカル)とGORI(ベース)
 なんか聞いたことある名前だなと思ったら、ガンダムビルドファイターズトライのOP担当だった。
 彼らのIAを使った曲の紹介。IAの調律は発注したとのこと。そらそーか。ボカロ業界もどんどん分業されてますな。
 その曲はギターマガジンとのコラボのコンピCDに入るとのことで、色々仕掛けてんなぁ。
トークワタナベイビー
 事務員Gが必死にワタナベイビーを盛り上げようとする。良い人ですな。
 IAを使った曲の紹介に入ったのだが、なんか音楽業界の身内話ばかりになる。
 「渋谷系」とはHMV渋谷店の店員さんが店員オススメで紹介して売れた曲だったなのだそうな。
 案外マイルドヤンキー的な定義なのね
トーク:ニャラキP(コーエーテクモ)&織田のぶニャがfromのぶニャがの野望
 舞台の主題歌をIAが歌った縁らしい。コーエーさんも色々手広いことです。
 ぬいぐるみは可愛かった。お目目が金色なのが信長っぽい。
+告知ムービー:PSvitaのゲーム
ナナホシ管弦楽団も一曲書いてたよなぁと思っていたら
+ライブ:ナナホシ管弦楽団「Racer's high」
 いやっほぅぅぅオレたちのナナホシぃぃぃぃ! ……ってその髪型はどーしたぁぁぁぁ!
 一年見ない間にナナホシ管弦楽団の頭がサラッサラのロンゲにぃぃぃぃ!
 でもギターの腕前は健在で何よりだぁぁぁぁ!
 曲は自分的にはおなじみなので、ノリノリで楽しゅうございました。ええ。
 目立つのが恥ずかしくて宿敵志願なんかできるかってんだ。
トーク:polyphonicBranch、ダルビッシュP,ATOOLS、ねじ式
 IAとの出会いなどをトークしているところへ
トークナナホシ管弦楽団
 事務員Gが「ニコバーニングで一曲やったけど譜面がめっちゃ長くて難しかった」とエピソードを披露。
 FREEDMANだった模様。そうかー、聞きたかったなー。
 リスペクトしてんのはグランロデオやMRBIGのギタリストという、うんうんそーだよねという話から
 ナナホシ管弦楽団、「ボカロとして大事なことだと思うんですけど」と言い出す。
 事務員Gが「カメラよってよって」とアジると
 ナナホシ「ここが出来てないボカロは、ボカロとして世界を変えることは出来ないと思うんですけど」
 さらにどアップになったところで「衣装がセクシーなんですよ」と落とす。
 ……オチを付けないと死んじゃう病に罹患してんなぁ。吉本文化圏の風土病。
 まぁ、その場をもってったので、良かったのではないかと。
 今年は3枚アルバムを出すとのことで、期待。
+ライブ:PolyphonicBranch「キズナエフェクト」
 ちょっとハウリングが入って苦しいとこがあったかな
トーク:IAの公式の音楽&イラストコンテストの受賞者の皆様&一般から寄せられたコメント
+ライブ:DOMINO88「Dancing Harvest moon」
 ノリのいいスカパラ
 打楽器隊や金管楽器隊が前に出ているのでステージが賑やかだ。
トーク:イラスト、フラワーアレンジメント、ケーキの紹介
 IAをイメージした花とケーキというあたり、なんか芸能人っぽいなー
トーク:DOMINO88
 ライブ慣れした玄人衆にはカメラの奥にお客がいるのが違和感ある様子。まぁ、しょーがないな。
 トークの内容が「渋谷系」で、1stPlaceってそっちに強い会社なのかなぁと思う。
トーク:お祝いメッセージ:白神真志郎、スネオヘアー中沢伴行(I've)
スネオヘアーがいつIAがらみの仕事を! しかし本当に芸能プロ人脈っすなぁ。
トーク;Jumicch,しほみん&れいちぇる(IAGARLSTARS)
SUPER GTとのタイアップがらみの人々。テーマソング作った人とレースクイーンやった人たち。
 jumicchは色々企画ものを手がけてる人達のようで、苦労してんだろうなと思わされる。
 今はこんだけやんないと音楽で喰ってけないのだろうな。
 しほみんは元々ボカロ好きでIAに関わったのだそうだ。なぜそれがレースクイーンに。
+ライブ:jumicch&IA「We Gotta run」
 IAがレースクイーンの衣装で登場。
 現場にいる我々には例によってIAは見えないのだが、その違和感を打ち消すJumicchのパフォーマンス。
 今は曲作れるだけじゃなくて魅せる技術も体得してないとダメなんだろうなと思う。
 てか、1stPlace関係はそういうのが出来てる人多いな。ガルデなんとかさんとか(また覚えてない)
+告知:IAの新パッケージ&IAの開発者トーク
+告知:トークロイド「ONE」の発売
トーク:石風呂&しづ(音声のみ)
 のっけから石風呂が「1週間でIAの曲を作れ」と無茶ぶりされたとカミングアウト。
 しづは「ONEのデザインしたけど、IA書くのも苦労するのに」と後ろ向きテンション。
 後ろ向きテンションがデフォなようで、仕事の告知もやたら謙虚というか
「買って下さい」ではなく「眺めてください」の繰り返しだった。
 ONEの服のテキスタイルはIAと同じモチーフなんだそうだ。「宇宙」なんだとか。
 発売前からMMDモデルが完成しており、MMDはプラットフォームなのだなと認識する。
+ライブ:石風呂「サンデーミナミパーク」
 一年前のライブの曲に比べるとアッパーな曲。
トーク:お祝いメッセージ(流歌、アウトオビサービス)
+告知:IAライブ開催
トーク:お祝いメッセージ(じん)
 まぁ、この人が来ないと始まらないよね。
+ライブ:IA「ヘッドフォンアクター」
 じん抜きなので我々の前にはマジで空のステージ出現。
 これがニコ動に投稿されたIAの最初の曲とのことで、ご両人とも最初から仕掛けありきなのだなぁと今更ながら思う。
しかし、同じような立場の石風呂氏と比べると、じん氏にはやはり光るところがあるのだろうなぁ。
 ……すいません、カゲプロ世代になるにはちょい年齢が……
+事務員Gによるエンディングトーク


と、いったところでした。
まぁナナホシ管弦楽団が見られればそれでいいので、
ついでに良いアーティストが最低一組はいるのが1stplaceの良いところ。
やっぱ玄人衆ってのはクオリティ保たれてるんだなぁ。
代官山の町並みはオシャレ度ハンパなく、超アウェイでした。ツタヤ探すどこの騒ぎじゃなかったです。


思えばIAは、クリプトン組と違ってネギも振らなきゃタコにもならず
さりとてメグっぽいどほどガツンと前に出るものもなく、
ほんと、カゲプロとセットなのだなという気がするが、
それが1stPlaceなりの戦略なのだろう。
ONEと書いて「おね」と読ませる「???」なところも、
その違和感がフックなんだろうなぁ。
ボカロ界が賑わうのは喜ばしいので、これからも良い曲が出てほしいものです。