少女達の文化祭

マジカルミライでの雑感、書き漏れをさくりっと。


コスプレは多かった。カメコもいた。が、コミケと明らかに異なる雰囲気だった。
コミケ独特の、被写体とカメラ側のナルシティズム臭い空気がない。
普通のお嬢さんを、普通のカメラ持ってる人が、ブログ記事用に撮影してるイメージ。
まぁ、ミクさん見に来てる人が三次に興味ある訳がないしと思ったが、それはコミケも同じなはずで、
この空気の違いはどこから来るんだろうな。フシギー


お金がかかってないコスプレが多かったのも特徴。
青いジャージの上だけ来て、青いヅラかぶった女の子がいて
「この色はミクじゃないよなー、いまいち萌えない子か?」と思ったが
本人が全身から『楽しそう』オーラを発散させているので、割とどうでも良くなったり。
親子や姉妹のコスプレも多かった。
今時のお母さんはささっとーゆーの作ってしまうのだな。すごいな。フットワーク軽いな。


この「フットワークの軽さ」の原因的なものがわかったのは、サイゼリアに入ったのがきっかけだ。
店内は当然、マジカルミライの客ばかりだったので、あまり長居はしなかったのだが、
レジ前で会計を待っていた女の子の集団が、なにやらこそばゆそうに話し合った後、
ゴソゴソと荷物を探り出したのだ。「せっかく作ったから」とか言っている。
彼女たちが取り出したのは、赤と緑のパーカーだった。
ああ、『マトリョーシカ』か。ニコニコ超会議でずいぶん見かけたな。売ってるんだっけ、このパーカー。
……と、思ったが、なにやら様子が違う。
あの独特の目玉モチーフが何やら立体的。
それに、目玉の周りの点線モチーフが、印刷ではなく刺繍糸で縫い取ってある……
おお、ハンドメイドなのか。良くできてるなー。
じっくり眺めたいところだが、会計を終えた彼女たちは先に店を出てしまって、鑑賞はそこまで。
……そうか、赤と緑のパーカーに、白と黒のフェルトでモチーフ縫い付ければいいだけだもんな。
今はアイロンで貼り付けるタイプのプリントもあるし。
さすがローティーン、お金不足を創意と工夫で補うのだな? いいわー。こうでなくては。
それにしても、よくあそこまでキチンと作れたものだ。パッと見、売ってるのとほとんど変わらない。
友達がパーカー持ってて、そこから型紙とか起こしたんかな?
不思議に思ったので、家に帰って検索をかけてみると、
どうやら型紙や作り方がネット上にアップされている様子。
……なるほどなぁ、今はこうやって情報を共有し合うのだな。
良い時代になったものです。うむ。


大人視線で思ったことは、カルエリアで見たボカロ小説のサイズの大きさ。
クリプトンのイベントなので、今をときめくカゲプロ様や、クワガタにチョップ〜〜、はなかったのだが
それにしても、どうしてこんなに大きな判型なんだろう。
コミックスより一回り大きいから、ハードカバーサイズって言うのか?
その分単価もあがるだろうに。
も少し文庫サイズが増えてもいい気がする。


思ったのはこれくらいでした。以上っ!