今週のお題「夏に読みたい1冊、と言われましても」

読書に季節とか関係ない、というのが自分のスタンスでして。
フィクションの世界は時空とか関係なくないか?


読書感想文系は夏休み中に読みまくった本の中からてけとーに選んで
30分で書き上げる体質なんで、特に記憶に残ってない。
課題図書なんてのが普及してなかった頃のお話でございます。


夏とは無関係だけど、崩さなきゃと思ってる積ん読
丸山健二の「日と月と刀」上下巻

日と月と刀 上

日と月と刀 上

日と月と刀 下

日と月と刀 下

直木賞だか芥川賞だかが「二人称で書かれた珍しい小説」とのことで賞を取ったニュースを見て
「だったら『争いの樹の下で』とかどーなんだよ」と思い出したのがきっかけ。
読者向けの接待の欠片もない、豊穣と荒ぶる力にあふれた世界観に、こっちの体力が追いつかないんだよな。
ああでも、夏の暑い午後とかに読むのにふさわしい気はしてきた。
桜とか紅葉とかは似合わない作風だ。