ひまスペ兎!〜宇宙で暇潰しをする兎たち〜

ひまスペ兎! (ジャンプコミックス)

ひまスペ兎! (ジャンプコミックス)

昔、ジャンプの増刊号か何かで読んだ「ホライゾン・エクスプレス」という作品が大好きで、
それ以来、中島諭宇樹という名前は忘れたことがない。
本誌で連載になったのは「切法師」という伝奇アクション一回きりで、
思うに、作者の特性が活かせないジャンルだったんじゃないかなぁ。


んで内容。

宇宙、そこは最後のフロンティア、遥か未来(以下略)。
だが、そこには幾多の危険と未知との遭遇……そして……
想像を絶する暇と退屈が待ち受けていたのである。
(自動化の進んだ長期の宇宙旅行は喰う寝る以外にあまりやることがないのだ!)
これは、恒星間貨物船「いなば1号」のクルーである4人の少女たちが、その英知を好奇心の限りを尽くして
暇や退屈と戦う日々の物語である!


まぁ、こんなノリで
*遠心力でG付けてる部屋で枕投げやったら⇒枕の軌道がワケワカメなことに
無重力状態でだるまさん転んだをやったら⇒鬼の手前でお互いに足蹴にしあって醜い争いが
無重力状態で水遊びをやったら死にかけた
とうとう、ゆるゆるなスペオペ話が一話完結で続きます。
コミックスがナンバリングされてないトコ見ると、1巻終了コースの様子。
面白かったのだが、パンチがないというか、なんというか
……ぶっちゃけ、女の子が全部まな板体型で、重力も無重力もあったもんじゃねーよな?
無重力下のパンチラとか、Gがかかって胸が重くなってブラ付けに自室に戻るとか、
も少し目で見て楽しい要素があっていい気がする。
胸とか尻とかはもしかしたら電子書籍関係でダメにしても、
無重力下だと顔がむくんで大変とか、ほっぺのぷにぷに感覚が違うとかさぁ。
……アマゾンのレビューは「軽い百合あり」とか書いてあったけど、女が集団生活してりゃ百合なの?
もしかして人工呼吸=キス=百合とかいう認定なのか?


作者のセンスオブワンダーが活かされているだけに、これで終わってしまうのは惜しいと思わされる内容でした。
また、オリジナルが読めるのを期待しております。