今週のお題「ねむい」
お布団が嫌いな人はいないのではないかと思われます。
かの岡本太郎氏は、父親に「大金を得たら何に使う」と問われて
「一生必要なものだから良い布団を仕立てる」と答えたと聞いております。
ちなみにその時、同じ問いをされた書生の北大路魯山人は
「料理を載せるための良い皿を求める」と答えたのだとか。
双方の人となり&不仲な理由がわかるエピソードと申せましょう。
(うろ覚えなので細部は違うかもしれません:つか大局的には似たもの同士だよな。
つまり、岡本一平の教育は、才能は伸びるが非コミュを作るモノだったんじゃね?
女房のかの子のプロデュース方法も相当アレだしなぁ……)
布団が好き=「ねむい」とイコールにしていいかというと話は別ですが、このまま続けよう。
猫と共に生きるようになってからは、布団はトラップポイント。
愛猫がアンモニャイトになっている姿を目にすると
「触りたい撫でたい一緒にゴロンしたい……ちょっとだけ……」
そして朝がやってくるのだった。ああ恐ろしい。
眠りたいという欲求があること、ストンと眠りに落ちてゆけることは
気づかない日常の幸せの一つではないでしょうか。
日頃食べている白いご飯が、少し前まではごちそうだったのと同じように。
今宵も幸せをかみしめて眠りたいと思います。