花ぞ季節の香に匂いける

キンモクセイの季節はとうに終わった訳ですが、
木々の緑の中にはあのオレンジ色の花の名残があって
姿はあるのに香りがないなぁと、ちょっとさびしい今日この頃。



そしてふと気づいたのだが、
キンモクセイって蜂も蝶も集まらないよな?
あんなにいい香りがするのに、蜜は皆無なんだ?
対照的に桜の花は全くと言っていいほど香りがないのに
「さくらの蜂蜜」が定番化している=蜜がある訳で。
うう〜む、自然の神秘というか、人間の尺度で測れないというか。



先日の台風でエラいことになったゴーヤだが、
まだ枯れてはいないので放置中。
一輪だけ咲いた花に、しっかり蜜蜂がやって来た。
夏の間、どんなに花が咲いても1〜2匹しか来なかったので
きっと巣は遠いのだろうに、ご苦労さまだなぁ。
キミのためにもう少し残しておくとするよ。
ちなみにゴーヤの花は、ジャスミンを思わせる甘く重たい香りがする。
キュウリやトマトと同じ黄色の5弁の花なのに、
これだけは強く香るのに気づいた時は
「南国の花なのだなぁ」と感心してしまいました。
というか、ゴーヤのイメージ(緑でゴツゴツ)とあまりにかけ離れた香りだったので
しばらくの間、近所のクチナシがうちまで漂ってきてるんだと信じ込んでましたよ。
……この香りも、そろそろおしまいだなぁ。