続・夏目友人帳#9

絵と旅する妖の話。



……良かったですよぅ。ここんとこの低空飛行っぷりがウソのようです。
いかにも田舎なだたっぴろい空の下の駐車場フリマとか、
タンスの上で違和感なく招き猫しているにゃんこ先生とか
(全サの貯金箱応募せねば!)
地面を移動するナゾの影とかで「これはいけそう」と期待盛り上がりまくり。


んでもって巳弥の描写も素晴らしかった。
藤原家への出入りとかフリマ会場での移動の手段も良かったけど、
一番良かったのは過去の回想の、桜から手を伸ばすところ。
原作にもあるコマっちゃその通りなんだけど、
なんかこう不気味さ漂う&春の陽気に浮かれてる感が出ていて
見事なカットでした。
平安時代の怪談で「柱の節穴から小さな子供の手が出てくる話」というのがあるけど、
ソレに通じる雰囲気。
八坂との初めての会話はアニメオリジナルなのだけど、この内容もGJ。
いかにも戯れでからかい半分に話しかけてみた的なカンジが出ております。
絵を抱えて旅するシーンのカットも、一つ一つ丁寧で良かったわぁ。
一人だけど一人じゃない、風雪流れ旅。



そしてクライマックス、虚実入り乱れた満開の桜!
……marvellous。ニッポンバンザイ。ジャパニメーションばんじゃい。
この、描いた絵が本当の花になって咲き乱れるという展開を自然に見せるのは、
手描きアニメでしかできない芸当ですよ!
(壁に張った根がしだれ桜の枝にも見えるという描写も含め)
ポリゴンアニメで、にゃんこ先生の肉球桜が咲かせられるものならやってみるがいい!
スーパーフラットは永遠に不滅です!


今までの不安を吹き飛ばすような神回でした。
良かった〜、本当に良かったよう・゚・(ノД`)・゚・



PS;レンゲ畑って反則だよなこの年齢の人間には。
最後に見たのは何年前かな、と真剣に考えてしまいました。ええと30年前?(>ー<)アハハ
見たいなぁ、一面のレンゲ畑。
そろそろときわ路パスの季節だから、茨城のどこかにないかしら。
(というか、冒頭のフリマ会場が静峰公園に見えてしまったダメなヲイラ)
……ってググったらあったぁ! しかも東海村! これは石神社に行けってことですね?
http://jyouhokusys.livedoor.biz/archives/51203866.html
ときわ路パスは〜5/6だからギリギリかな〜