新しい年ですよ

今年の目標ぉ!
痩せる
痩せるったら痩せる
*毎日体重計に乗る
*オフロは長めに入る
*(なるべく)甘いものを食べない、買わない!



……山の上に越してきてから、どーもウォーキングが苦手になってしまった。
やっぱ遊歩道って、歩くのに適した道だったんだなぁ。
こればかりは東京が懐かしい、ああ桜並木よ……



初シネマは「ラースと、その彼女
ぶっちゃけイマイチ。
てっきり、周囲から「リア充になれ」と無言のプレッシャーをかけられた主人公・ラースが
オリエント工業の協力を得て自由な独り身ライフを満喫しようとするコメディだと思ったのだが
どうやらラースは単なるリア充志望な内向オトコで
電波を受信して(?)リアルドールナイトライフ用シリコン人形を彼女だと思っていた様子。
(人形の造詣はかなりよろしい;その代償として×ェ××オはできない作りになっておりますが)
周囲の人や社会は好青年ラースを傷つけまいと、人形を人間として振る舞うことを受け入れ、
ランディアだ教会の礼拝だと、彼らの社会スケジュールに参加させる。
ここらあたりはほのぼのなんだろうけど、
中盤、ラースが人形に甘えたい時に社会のスケジュールが優先されてしまい
ラースが「ボクの彼女なんだからボクを優先しろよ!」と
人形に向かって怒鳴り散らすシーンは、かんなぎの非処女騒ぎを連想してウンザリ。
お前が怒鳴り散らしたいのは人形じゃないだろう、人形を連れ出した人間ズだろう。
言い返せない相手に当たるなこのクズめ。
……まぁ、一事が万事この調子で、最後は人形の葬式で
ラースが人間の女の子(冒頭からラースにコナをかけていた;
この女がウザいから人形彼女で防衛線引いたんだと思ったよヲイラ)と仲良くなっておしまい。
(そして現代は「Lars and Real Girl」。つまり本当の女の子=彼女がヒロインという訳)
……うぉい!
一方的に彼女呼ばわりされて一方的に引っ張り回されて一方的に怒鳴られて、
あげく危篤にされて殺されて埋められて、
しかも実は当て馬とかいうオチですか(呆
誰かコイツらにプロスペル・メリメの「ヴィーナスの殺人」読ませてやれ!
つか「埋められた人形が甦ってシリアルキラー化」な続編を誰か作れ!タランティーノとか!


モノにだって魂が宿ると考えるアニミズミな日本人の視点からすると
ビアンカと名付けられた人形が気の毒でしょうがない映画でした。
余談ながらこの人形、プロモの一環として渋谷シネクイントのロビーに置かれております。
シリコン製のお肌はムニムニで、重たそうだけどなかなかいいカンジでした。
タイヤキみたいに前後からプレスして造詣したらしく、バリが腕に残ってんのもご愛敬。
撮影はもちろん、触ってもいい様子なので、興味のある方はコレ目的で行ってみるといいよ!
ロビーに入るだけなら無料だしな!


あ〜、イイトコ探しするなら、中盤でラースが手のひらサイズのクマのぬいぐるみに
人工呼吸&心臓マッサージを行うシーンが良かった。キュート&チャーミング
……ラースが母の形見のショールを常に身に付けていることや
クマぬいやガンダム等、他の人も人形を大切にしている等
読み解くべきメッセージは隠されているのがわかるんですが
人形が完全にモノ扱いでよろしいのか、と。
キリスト教徒は人形供養とか針供養とかしねーんだよなー、と
そんな人種の思想を完全に理解できる気がしませんよ、と
民族の溝を感じた作品でした。