夏目友人帳・6巻

も捕獲してある訳ですが。

夏目友人帳 第6巻 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 第6巻 (花とゆめCOMICS)


発売当日に近所の本屋行ったらば
レジ前平積み2列の山がペタペタ、あと3冊でした。
危ねぇぇぇ!


この間まで雑誌に連載されていた、人恋し神様・カイの話に、
以前ショート読み切りで出てきた子狐のその後、
そしてレイコさんとヒノエのファーストコンタクト話! の3本でございます。


カイの話は、ここんとこほのぼの&退魔系な話が続いていたところへ
正解がないけどどっちか一つ選べ保留は不可!な選択を迫られる話。
カイは最初から最後まで人間の子供の姿だったけど
本当はどんな格好だったんだろうな。
……まぁ、人間と遊びたがるような性格だから、
水神といっても案外かわいらしいのかも知れない。
今回は夏目は選択をせずに終わらせたし、派手な被害があった訳でもないけど
夏目の心には悔いが残った結末だった様子。
これが人と、あるいは妖と関わりを持つということの弊害なのでしょう。
大事なものって増えるとめんどくさいよねー、正直。
でもがんばれータカシ。
子狐の話は……「手袋を買いに」?
チョイ役の濃い顔の妖怪が何かに似ている……獅子舞の頭か?
フシギな薬を持っていたり空を飛べたり、龍の類ですかねぇ。
そして今回の本命とも言える、レイコさん話!
つかヒノエから見たレイコさんやね。正確には。
人がらみの厄介ごとを避けて森の中に迷い込んできたレイコさんを
からかってやろうと企むヒノエが


調・教・完・了


にされるというお話。
バタ足で池にもぐるレイコさんも水泳大国ニッポンな見物ですが、
飛んでゆくカラスに落ちていた木の枝を命中させるという荒技に注目。
前にも投石をバットで相手の足下に打ち返したことあったっけ。
レイコさん、野球の才能があるようです。
あと、なにげにヒノエが一つ目であることが判明。
登場シーンに寄りかかっていた木には注連縄があったし、
何ぞ所以があって御供にされた女性のなれの果てかもしれません>ヒノエ


あと、も一つ読み切り短編で学園恋愛・教師&生徒カテゴリーが収録されております。
これ、雑誌で読んだ時にはイマイチだった記憶があるなぁ。
もどかしいというかオチはどこというか。
つか、確かこの読み切りが載ってた頃はホスト部&遙かが花盛りで
ああしたハッキリした輪郭の作品の中に混じると、ぼんやりした印象になってしまうのは
しょうがない事ではあるなぁと、コミックスで読み返すと感じてしまう。
……そう考えると、記号ばかりで構成された某〆イト゛様が
耳目を集めてしまったのは、当然の帰結なのかしらねぇ。
そんな中で着実に伸びてきた「夏目友人帳」という作品はスゴイというか強運というか。
(信者アイ発動中)
ついにアニメまで来てしまったけど、この先どうなるんだろうなぁ。
そして夏目の系譜は、先に繋がってゆくのかしらどうなのかしら。
……などと考えてしまう2008の夏でありました。