作家の自キャラ萌えほど困ったモノはない

ロンドンミュージカルの巨匠アンドリュー・ロイド・ウェーバー氏が
オペラ座の怪人」の続編を作るそうです。
この人に限って金に困っているとも思えないのだけど、
どーゆー風の吹き回しかしらん。
http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d0000000qft.html
前作のラストで火事で焼け落ちたオペラ座。しかし、運良く逃げ切ったオペラ座の怪人は、ニューヨーク市コニーアイランドに落ちのびる。コニーアイランドといえば、子どもたちの遊べる海岸沿いの遊園地で知られる場所。背景となっている19世紀後半であれば、クラシックなメリーゴーラウンドなどがあり、かなり雰囲気のある舞台となりそうだ。


ニューヨーク市コニーアイランド
ニューヨーク市コニーアイランド
ニューヨーク市コニーアイランド
…………
…………
…………ヲイ。
ひょっとしてコレか?

マンハッタンの怪人 (角川文庫)

マンハッタンの怪人 (角川文庫)

ええ、そのようですよ?
http://www.playbill.com/news/article/108816.html
タイトルもズバリ「マンハッタンの怪人」
フォーサイスの小説が原作で、脚本も共作らしいよ?
(日本語版ウィキペディアに訳あり;つかここからリンク辿った)


ちょww誰かww
今なら間に合う何とかしろこの愚行を止めろ物理的にww
むしろ猫グッジョブwwもう1回ピアノにダイブしれww



確かに『マンハッタンの怪人』の著者後書きには
ウェーバーきゅんとの楽しいおしゃべりが元ネタだよん」なコトが書いてはあったが
ありゃー、あくまで赤の他人のフォーサイスが書いたから許されるのであって
オフィシャルのあんたがやったらシャレにならんでしょ。
つーかあの内容を可と見なすんか藻前は!
……ウェーバー先生の頭の中は、スーザン・ケイと同じレベルのようです。

ファントム〈上〉 (扶桑社ミステリー)

ファントム〈上〉 (扶桑社ミステリー)

スーザン・ケイ「ファントム」、5行でわかるあらすじ。
天使の歌声と神様の頭脳の持ち主、誰からも一目で信頼と愛を勝ち得るエリックたんは
サーカスの見せ物小屋のオヤジからペルシャ後宮の第一后妃まで
あらゆる人に貞操を狙われてしまったけど、
ちゃんと愛するクリスティーヌに童貞を捧げて、子供まで作っちゃいました☆ミャハ☆
これって二人が王道カップルって証拠よね(はぁと)
ラウル?誰それ?

……いや、誇張してませんから。
歴史の考察は細部までキチンとしており、筆力も標準以上なのですが
それらのすべてがファントムをマンセーするためだけに費やされるという
空恐ろしい怪作。そして上下刊。
読み終えた後「知識とは、人を賢くするとは限らないのだな」と
しみじみ呟いてしまいましたよ……
このおそるべしキャラ萌え小説とフォーサイスの小説のどこに共通点があるかは、
自分でお確かめになるがよろしかろう。
ヒント;どっちもたった一発で妊娠。


何だって今さらこんな真似をするかねぇ。
オペラ座の怪人」の映画がアメリカで大コケしたのが不満なのか?
エミー・ロッサムドラゴンボールのブルマを演じるのが気に入らないのか?
わかんねーわー。




今日の一日一チベットリンク / Eyes on Tibet 運動〜
「日産 苦渋の選択“リチャード・ギアよりも中国が大事”」
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=36254
なんとまぁ、頭のゆっくりした振る舞いですこと。
リチャード・ギアチベット仏教に帰依してるのは有名な話でしょうに。
中国サマの顔色を気になさるんなら、そもそも候補に入れなければよろしいのに。ねぇ?