「ライラの冒険」がマイブームになるよ

原作の設定等をパラ読みして惹かれつつはあったが
手を出さなかった「ライラの冒険」シリーズ
映画化を機に一巻を読みました。
ライトノベルというジャンルがある日本人から見ると
「まだまだだね」なレベルではあります。
もっとこことかあそことか掘り下げろ!
ここの描写が足りねぇ!
(自分だったらライラのはじめてのお化粧シーンに
5Pは使います。あそこはエロいぞきっと)
とはいえ、やはり設定も世界観もツボにキた!
続きを近日中に手に入れる予定でおります。


そして、映画も見て参りました。
オックスフォード〜コールター夫人〜脱出までは文句なし!
原作では2行で終わるようなエピソードをきっちりワンシーンにして
後半のために必要なエピソード=ロジャーとの友情を
見せるあたりは、脚本家スゲェと思いました。
理想的なお仕事です。
ただ、エジプシャン合流〜北の国へのあたりから
何やら魅力が薄れて参ります。
キャラ立ても設定も原作通りで、それはそれで燃えるのですが
登場人物のセリフがことごとく
過去設定や話の展開を語る、つまり説明セリフばかりなのですな。
(それでもキャラ立ちしてるのは、さすが名優&原作のうまさ!)
もっと映像で見せるべきことだと思うのだが
時間がなかったりあるいは撮影した映像そのものがカットされてしまったのかも。
気球乗りや鎧グマ合流〜切り離された少年〜秘密基地になると
画面真っ白だはキャラは説明しかせんはで
非常に感情移入がしづらくなってしまいました。
んでもってラスト……んんん? 
そこで終わり?
スリエル卿の研究所は? オーロラ発生は?
おサルとユキヒョウのいちゃらぶは〜?
これを一番楽しみにしていたのに!(←ケダモノ好きめっ!)


ハッピーエンドで終わらせろという制作会社の要望で
撮影してあったラストシーンを削ってしまったというのが
どうやら真相のようです。
http://eiga.com/special/show/1321_4
おかげで映画は薄暗い雪原の中で終わってしまい、
盛り上がらないことおびただしい。
……つーか、スピルバーグ的なベタ演出かもしれないが
秘密基地ブッ壊しの時ライラ一人ではなく、
子供たち全員を暴れさせた方が良かったんじゃないかな。
逃げ出したと思ったら外には警備のタタール兵が!
→鎧グマテレポート!(としか思えない唐突な出現)
→魔女も空爆援護!(いつの間に味方になった。いや原作読んでりゃわかるけど)
なんかもう、ゲームのオートイベント見せられてるようなもんで
こっちの気持ちがすっかり置いてきぼり。
カタルシスになっていないのですな。
このへんは、監督の経験不足なのかもしれない。
うまく形容できないのでが、キャリア長い職人系の人なら
もっと上手な処理ができたと思う。
http://eiga.com/special/show/1321_3


とまぁ、手放しで褒められはしないのだが
役者はどれも一級品なのは間違いない。
特に主演のダゴタ・ブルー・リチャーズは
生意気でおてんばで正義感も強いという
ヲイラの理想のようなライラを見事に演じきってくれている。
鎧グマの王様を騙して一騎打ちに持ち込むシーンなんかサイコー!
クマはCGだから、誰もいないトコに向かってあの演技をやったんだぜ!
このまま成長して素晴らしい女優さんになってほしいし、
できれば続編にも出演してほしいものです。


昔、冒険をしたかった女の子も、
今、現役の女の子も、是非見にいくべし!


……あたしゃ、こーゆーヒロインをアニメで見たいのですよ。
前世の恨みでバーサクしてしまいにゃ地球破壊するセレニティでもなく、
お供の動物という格下も極まる相手しか恋愛対象にできない情けない某ドlノームでもなく、
不幸な女の子に生きる道を示すどころか一方的に救ってハーレム作る某ナよのはでもなく、
そして、女の子という皮を被った男でしかなかった某ウ〒ナでもなく、ね。




……誰かさんの夢を見たので一応記念に書いておきましょう。
お変わりないようで安心しました。
といっても、もう何年も会っていないのですから
あの頃のままで当然なのですけど。


ほーんと、何年お目にかかっていませんかねぇ。


そして日付を見て気づいたのですが、本日はWDでしたか。
なにかへの返礼ですか? 今宵の夢は。


私の祈りなど必要ないことは承知していますから、
自己満足のために祈らせて下さいな。
あなたがこれからも幸せでありますように。