初音ミクが来たよ〜

さっそくインスコ……はしないで読んでるよ〜
ムック本の方だから〜

DTM MAGAZINE 増刊 CV (キャラクターボーカル) 01 初音ミク 2008年 01月号 [雑誌]

DTM MAGAZINE 増刊 CV (キャラクターボーカル) 01 初音ミク 2008年 01月号 [雑誌]

どーでもーけど「午前中」て指定したのに午後に来やがったよ〜
こんな困ったちゃんな配達業者は鳥だよ〜
猫がいいよ〜黒猫が〜くろね〜こくろねこ飼い〜たいの〜♪



と、みくっち降臨記念に少しはしゃいで歌ったところで
気持ちも落ち着きました。
まずはパラパラとめくって広告チェック(お約束)。
ドン!と表紙次の見開き(一番高いトコ)にクリプトンが来て
裏表紙直前のトコは、なんか萌え系イラスト付いた音楽制作ソフト。
初音ミク以前からこうしたアプローチを取っていたそうだが)
あとは機器メーカーだったりソフトウェアだったり販売店だったり。
こうやってカテゴリで整理するとゲーム雑誌と変わんないな>広告主


んで中身はやっぱり専門誌らしく、ソフトウェア「初音ミク」の使用方法。
なるほど、これだけ細かく数値化されて調整可能なのは
面白くもあり、しんどそうでもありですな。
後はヤマハの開発者、中の人インタビューなどを経て
動画作成&読者の投稿作品コーナーに1/3くらい割いてます。
イラストコーナーやらニコニコ動画の有名作品のサムネイル画面もあって
資料的にもいい線いってるんじゃないでしょうか。
今から何年、何十年か後、07年のみくっちブームを読み取ろうとする人には
こういうのが大切なのですよ。



んでお楽しみの「クリスマスソング・コンテスト」入賞作品のCD(つかDVD?)。
ふむ〜、もう少しオーソドックスにクリスマス企画どっぷりなサウンド
(鐘が鳴るとか、ワンフレーズだけ「きよしこの夜」が入るとか)
そういうのを連想していたのですが、
割と冬ならいつでもオッケー系というか、むしろスノウソングと名付けた方がいいのかも。
実際にホワイトクリスマスを経験できる地域って、それほど広くないと思うのだが。
……雪そのものが、ファンタジーなアイテム化してますかね。21世紀の日本。
なぁんとなく、長谷川智樹版「魔法のプリンセスミンキーモモ」音楽を連想する作品が多いです。
そういう意味で、自分的にしっくりきたのは「じんぐるりんぐる」。
自分たちがサンタになって幸せを運ぶという内容が、電子の妖精みくっちっぽくてよろしい。
「メリークリスマス!」のセリフも自然なアクセントだったし。
付録DVDには他に読者投稿のオリジナルソング(ミクシーケンサーの人の作品と「ナツノウタ」)
玄人のミュージシャンが初音ミクを使った楽曲などが入っております。


んでこのDVDには動画も入っておりまして、
一つは初音ミクCubase4というソフトで音楽を作る手順の解説。
……えーと、きっと懇切丁寧に違いないと思うのだが、
聞いたこともないコードを引っ張って機器を接続する時点でエクスキューズ。
USB端子はわかるが、もう一つのソレは何ですか!
映像の流れだとキーボード用意しなきゃいけない雰囲気なのもどーよ?
ボーカロイド開発者インタビュー」は、みくっちと鏡音ツインズの中の人と、
ヤマハの開発者のインタビューとなっております。
中の人二人がなんとなくぎこちないのは、
彼女たちにとっては「クリプトン」が開発者なんじゃないのかな、などと。
あとまぁ、二人とも髪型やファッションが型で抜いたように同じタイプで
そういやアーツビジョンてなんか色々ウワサがあった会社だよねと遠い目。
(みんなすっかり忘れてるみたいで、まぁそれは悪くはないのだが)
実は途中抜けした音楽制作動画には、司会役のヤマハ社員&開発者が出演なのですが
この二人もどーゆー訳かファッションやら髪型やら全体の雰囲気が似ていて
……結果、動画ふたつは何だか奇妙な雰囲気です(ビジュアル面では)


などとちょいとクサしてしまいましたが、お値段分の価値は十分だと思いますよ。
DVDはしばらくヘビロテすると思いますよ。