なにげに生きる伝説

積読を崩そうとしたらこんな書籍を発見。

火刑台への道

火刑台への道

同姓同名ってあるもんだなと思いつつ、あとがきをパラ見すると
『作者は「エビータ」「キャッツ」などのドイツ語訳に精力的に取り組み……』
本人だよ!
ミヒャエル・クンツェ本人だよ!
エリザベート ― オリジナル・ウィーン・キャスト

エリザベート ― オリジナル・ウィーン・キャスト

あわててウィーン版エリザベートのパンフレットを紐解けば
法律家としても彼のキャリアとともに、本書のことも触れられていた。
要するに一度、音楽業界で成功を収めた後、
法律系に立ち戻り、この本を上梓、
その後にミュージカル業界に進出「キャッツ」のドイツ語訳
んでもってオリジナル作「エリザベート」ということらしい。
……多才で忙しい人生ですな。


あと100年くらいしたら、
あなたこそがミュージカルの題材ですよ、ドクトル・クンツェ。
(博士号持ってるからドクトルでいいんだよな)


日本とオーストリアは、色々似た所が多い国になりつつあるけど、
あと何百年かした後に、彼のような逸材が我が国から出るだろうか。
……ちょっとだけ鬱かもしんない。