待ち焦がれていたタイトルがようやく出ました。

超妹大戦シスマゲドン2 (ファミ通文庫)

超妹大戦シスマゲドン2 (ファミ通文庫)

来たよソラちゃん待ってたホイ。


鬼才の名を恣にしている古橋秀之
リミッター解除で疾走しまくった結果
トンデモナイものが出来上がってしまいました。
いやー笑えてハラハラして感動もありホラーもありSFもありロマンスもあり
(イーシャとジェイムスときめくわー。古橋ネオロマンスもいける!)
足りないものがあるなら言ってみやがれって感じでごさいます。
古橋信者であることの喜びに打ち震えるあまり
カロリー消費しすぎてお腹すいてしまいました。
古橋、ダイエットにも効果ありです!


さて、今回の中で名セリフを選べと言われたら、
「ぶっちゃけこの会場の中で、妹を嫁にする覚悟がないのはおまえだけだッ!」
だと思うのですが、
この言葉で思い出したのが、この作品。

お兄ちゃんと一緒 第6巻 (花とゆめCOMICS)

お兄ちゃんと一緒 第6巻 (花とゆめCOMICS)

この4月に出る7巻では、血のつながらない妹:桜に告白されて慌てるシスコン兄:正ですが
彼に足りないのはまさにこの覚悟。
というより、萌え業界のシスコン兄には不可欠で、少女漫画のシスコン兄には必要ないのが
この「妹を異性と見なす雄の意識」なのかもしれない。
作品中に出てくるもう一組の兄妹、二卵性の双子の兄:小塚鳴々は
妹:音々に好きな男性ができたことを寂しいと思いながら
「それでもいつかは俺もアイツも違う誰かが必要になる」と
恋路を手助けしようとするし。
そういう意味で、少女漫画のシスコン兄は
(強い執着や感情の絆が存在していたとしても)
ヒロインの相手役というより庇護者の面が強いんじゃなかろうか。


えーと、つまり、
少女漫画の理想のお兄さんは紫のバラの人?



付記:どっかの少女雑誌で
実の妹と兄がヤリまくる話があった気もするが
あれは少女雑誌の形を借りたエロ漫画だがら検討に値せず。