待ち焦がれていたタイトルがようやく出ました。
- 作者: 古橋秀之,内藤隆
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: 文庫
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鬼才の名を恣にしている古橋秀之が
リミッター解除で疾走しまくった結果
トンデモナイものが出来上がってしまいました。
いやー笑えてハラハラして感動もありホラーもありSFもありロマンスもあり
(イーシャとジェイムスときめくわー。古橋ネオロマンスもいける!)
足りないものがあるなら言ってみやがれって感じでごさいます。
古橋信者であることの喜びに打ち震えるあまり
カロリー消費しすぎてお腹すいてしまいました。
古橋、ダイエットにも効果ありです!
さて、今回の中で名セリフを選べと言われたら、
「ぶっちゃけこの会場の中で、妹を嫁にする覚悟がないのはおまえだけだッ!」
だと思うのですが、
この言葉で思い出したのが、この作品。
- 作者: 時計野はり
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/10/05
- メディア: コミック
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彼に足りないのはまさにこの覚悟。
というより、萌え業界のシスコン兄には不可欠で、少女漫画のシスコン兄には必要ないのが
この「妹を異性と見なす雄の意識」なのかもしれない。
作品中に出てくるもう一組の兄妹、二卵性の双子の兄:小塚鳴々は
妹:音々に好きな男性ができたことを寂しいと思いながら
「それでもいつかは俺もアイツも違う誰かが必要になる」と
恋路を手助けしようとするし。
そういう意味で、少女漫画のシスコン兄は
(強い執着や感情の絆が存在していたとしても)
ヒロインの相手役というより庇護者の面が強いんじゃなかろうか。
えーと、つまり、
少女漫画の理想のお兄さんは紫のバラの人?
付記:どっかの少女雑誌で
実の妹と兄がヤリまくる話があった気もするが
あれは少女雑誌の形を借りたエロ漫画だがら検討に値せず。