プリンス・マルコかよっ!

と叫びたくなったニュースでございます。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200605240023.html
ニューヨーク在住のハプスブルグ家の末裔というのもイカした設定で、
城をもらっちゃうのもこれまたイカシた設定ですが、
お城ってのは気ぃ狂うほど維持費かかるんだよね。
そのためにCIAの雇われスパイをやらなきゃいけないくらいに。

アルカイダの金塊を追え―SASプリンス・マルコ・シリーズ (扶桑社ミステリー)

アルカイダの金塊を追え―SASプリンス・マルコ・シリーズ (扶桑社ミステリー)

とりあえず最新刊のリンク張ってみました。


この「プリンス・マルコ」シリーズは、
神聖ローマ帝国代18代大公殿下で語学力と情報収集能力に長けた
プリンス・マルコ・リンゲが、
CIAの雇われ諜報員として世界各国でおねーちゃんとセックスしまくり
東側の陰謀やらテロ組織の工作やらを未然に防ぐというお話です。
巻数が進むにつれエロ描写が増えてゆくのに閉口しましたが、
それでもこのシリーズは、中高生の自分の愛読書でした。
なんだかんだ言いつつ、人殺しをなるべく避けたがり、女性には優しいマルコは
魅力的なヒーローだったのです。
同じ年頃のヲタの人たちが、シリーズ物としてグイン・サーガペリー・ローダン
もすこし時代が下がればロードス島戦記、さようならこんにちわ通称さよこんなどを読んでいた時間を、
自分は、プリンス・マルコに費やしていました。
作者のジェラール・ド・ヴィリエはフランスに右翼政権が誕生した頃、
政権に食い込みかけて脱税かなにかで話題になり、
ジェフリー・アーチャーと比較されたりして、そっちで記憶されている方もいるのでは。
なお、日本では劇場公開されませんでしたが、映画も2作作られております>プリンス・マルコ


今でも、手に入るなら、創元文庫全50巻、立風書房の3冊(だったかな?)を含め
全巻そろえたい作品です。