目的を逸脱していますが

http://www.zynas.co.jp/genius/sokudoku/sokutei.html
読書速度測定とかいうこのHPで使われているサンプル文章の元ネタだが
・お釈迦がお散歩……「蜘蛛の糸芥川龍之介
・子供の頃から無鉄砲……「坊ちゃん」夏目漱石
・その人を先生と呼ぶことに……「こころ」夏目漱石
・きつねの親子……「手袋を買いに」宮沢賢治・・・じゃなくて新美南吉
・セロにフルートにバイオリン……「セロ弾きのゴーシュ宮沢賢治
・山の中の小学校……「風の又三郎宮沢賢治
・船の中でぐだぐだ……「舞姫森鴎外を口語体に直したもの(多分)

ただ一つわからないのが紀行文について書かれたものだ。
紀行文というものが意外に読まれていないことや、その理由などを書いた文章だが
これだけ誰の作品かわからない。
なかなか興味深い内容なので、続きが読みたいのだが。


ところでこんな私の読書速度は732文字/分だそうです。
「ゆっくり噛みしめて読む人」なのだとか。
さよで。


【追記】文章をそのまま打ち込んで検索すればいいことに気づいたのでトライ。
件の紀行文に関する文章は、島木健作「黒猫」だった。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000008/files/2688_20888.html
他の作家が文豪と呼ばれるかなり著名な作家たちであるのに対して、
この作家だけ浮いているような……選者の趣味か?
……と思って読み始めたのだが、泣けた。名作だ……