最高気温5度だとか
秋山完「プリンセスの義勇海賊(シュバリエ)」読了
冒頭の図面に亜空間チューブや、それを惑星につなぐ機動エレベーターが出てきたので
「これはアキカン流局地戦が読めるか?」と思ったが
お話そのものはどちらかというと「ペリペティアの福音」の三魔女路線。
「忠誠者」の設定が面白かったかなぁ。
免疫抵抗も栄養供給も、サイコキネシスでねじふせちゃえばいいわけだ。
強引だけど一理あるなぁ。
クライマックスの戦いで有効だった手段が「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」ばりで
今ひとつ盛り上がりに欠けたのが残念と言えば残念。
あと、王子様&看護婦は不要だった気がする。
少なくとも看護婦に割いた見せ場を、王女に持たせても良かったのでは。
あとアニメの感想なども。
*「Blood+」
ファントムがハジに向かって「さすが小夜のシュバリエ」なる発言をする。
思うに小夜型吸血鬼にはその守護として「シュバリエ」なるものが付くのだろう。
つーことはハジとあまりに形状が似ている(右手が異形とかね)ファントムにも
守護すべき相手=吸血鬼がいるというころは、バカでもわかりそうなものでは?
視聴者&小夜は事情を知らないだろうし、ハジも自分からしゃべりはしないだろうが
デビットはそのくらい察したらどうなんだ。
シリーズ構成をキチンと置かないからこーゆー齟齬に誰も気付かないのです。
これと同じように監督がシリーズ構成兼任している「IXGP」もひどい展開だったなぁ。
*「エウレカセブン」
キャラクターの服装を変えたとたん、妊婦にされるはホランド兄ともデキてたことにされるは
タルホというキャラクターが哀れでならない。
(というか、ホランドはレントン姉に心を残していて、そのホランドの恋人タルホは
ホランド兄と過去にワケありという、この狭苦しくキモい恋愛関係はナニ?)
アネモネも登場時のインパクトがすっかり失われてしまって、惜しい。
小山力也演じるノルブが、高僧の割にくだけたキャラ設定でウケた。
うわー、レオナードだー(違
ところで、イーガンだのグレッグだのベアだの
いかにもなSF用語がちりばめられているこの作品だが
「ノルブ」というのは大原まり子の「戦争を演じた神々」からだろうか?