「宝島」(1950)

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宝島 [DVD]

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ディズニーのアニメ映画「トレジャー・プラネット」は最近だけど
遡ること半世紀前、実写映画がったというお話。


*舞台は?……原作通り:宿屋「ベンホー提督亭」〜港町ブリストル〜ヒスパニオーラ号〜宝島
*宿屋に最初に訪れるのは?……黒犬
*ビリー・ボーンズが警戒するのは?……原作通り:一本足の男
*ジムの父親は?……不明。母親は居るが、スクリーンに登場しおない
*地図を手に入れたいきさつは?……船長がジムに「うまくやれば分け前をやる」と預ける
*宝を埋めたのは?……海賊フリント
*ジムの故郷から宝島への同行者は?……原作通り:地主トレローニ、医者兼判事リブシー、トレローニの雇い人数名レッドルース、ハンター、ジョイス
*ジムとシルバーが初めて出会うのは?……原作通り:シルバーの居酒屋「遠眼鏡亭」
*シルバーの役職は?……原作通り:船のコック、昔はフリントの操舵手
*一行が乗り込む船、船長、副船長は?……原作通り:イスパニオーラ号;船長スモレット、副船長アロー
*副船長アローはどんな男?……厳格な男。航海途中でシルバーに酒を勧められ飲みすぎた後に海に落ちて行方不明に
*林檎の樽を甲板に置いたのは?……シルバーから聞いた話をトリローニが実行
*ジムが叛乱の企みを聞いたのは?……原作通り:林檎樽の中
*見つかりそうになったジムを救った偶然は?……「島が見えた!」という声
*ジムの故郷出身者以外にジム達に味方したのは?……船大工見習いのグレイだが、砦中で名前が呼ばれるだけ


原作の冒頭の、ビリーボーンズの下りがサクッと短くなっている。
いわばビリーボーンズは「積み荷を燃やして」系のメッセンジャーになっている。
このあたりは尺の関係上だろう。
全体的に、比較的原作通りにストーリーは展開してゆく。


映画版シルバーの容貌は、恰幅のよい赤ら顔のオヤジと言ったところ。
常に片目だけをギョロリとひん剥いていて、おそらくおどけた雰囲気を出したいのではなかろうか。
当時の感覚だとどうなのかわからないが、2011年の日本人の目で見ると
顔をひきつらせて大変そうだ・目が乾かないのか?といった軽い違和感を覚える雰囲気だ。
違和感といえば、ジム役の少年も、妙にぱっつんぱっつんの革ベストを身につけており、
「成長抑制剤でも使ってんのか?」と訝しんでしまう。