追跡!「甘やか」のナゾを追え!
ふと思い立ちヤフーの辞書を検索する。
ふむ、「××やか」ってこんだけ種類があんのね。
ここに出てない単語で、パッと思いつくのは「さわやか」くらいか。
そして、この記述をそのまんま応用するなら
「甘やか」ってのは甘い様子ってことになるけど、
だったら素直に「甘い」でいいじゃんか!
(熱帯雨林で「甘やか」で2008/03/14に検索かけた結果)
これ全部「甘い」に置き換えても通じるぞ!
……まぁ、語感にこだわりがあるのかもしれないけど。
とりあえず、作家さんのこだわりは置いといて
サンプルを抽出。どんな単語と「甘やか」な文字は組み合わされているか。
以下、結果
・共謀
・時間×2
・詩
・崇拝
・報酬
・棘
・祝祭
・背徳
・潤い
・夜
・不実
……ええと、とりあえず概念が多目な気がする。
棘や祝祭だって、実在の何かを指向してる訳じゃなさげ。
とりあえず不実だの背徳だの棘だの、身近にあってほしくないアイテムが目立ちます。
(いや、このイヤン感がお耽美なのだとはさすがに察しておりますよ?)
時間が二つございますが、「ドルチェ・ヴィータ」を甘やかな時間を訳しているだけで
「dolce vita」つーたら「甘い生活」だろと。
ちなみにヤフーの辞書では、正確には「甘い(官能)生活」らしい。
ドルチェはsweetだし、ヴィータはLifeだよな?
なんで官能が入るのかわからんが、まぁ映画はそんなノリだったよな。
書籍のタイトルが何となく官能系が多いトコを見ると
「甘やか」というのは「甘い」に性的な陶酔を加味したイメージがあるのかもしれん。
あともう一つ、気になったのは
「甘やか」と並列して「苦い」が使われる例が2つあること。
(甘やかな詩とほろ苦い短編・夜は苦く甘やかな)
この二つのサンプルだけでは同意義語なのか反対語なのかわからないが
少なくともコンボで使いたくなる単語だ、と。
えー、ますますわからなくなりました。
なんか陶酔入ってて、苦いものと相性がよくて、甘いものですか。
もういっそ「あまみはるか(天シ毎春香)」の略でいいんじゃね?
「や」がどこにもないけどさ。
・天シ毎春香な崇拝
・天シ毎春香な棘
・天シ毎春香な共謀
……ホラ、違和感ないじゃん。