そいや映画公開中でしたね

上野の森美術館の「進撃の巨人展」を見てきました。
アニメと二次創作をたしなむ程度のヌルい観客です。
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ジャングルクルーズ黒歴史紹介と原画展とオリエント美術館でした。
実物大巨人が目当てだったので、そのへんはいいのですけど。
超大型巨人て、指紋ないのね。
まつげ以外の体毛もないのね。
サイズを体感できたのはいいのですが、なーんかな。
巨大なタンパク質・熱量凄い、みたいな迫力はあまりありませんでした。
ただまぁ、サイズは実感できたので、興味深かったです。
原画展も、ペンタッチの生々しさみたいなものが感じ取れて
アナログはやっぱりいいなぁ、とチラリと思いました。
ご本人がペン入れてる映像で、右手にサポーターしてて、
腱鞘炎なんだろうか、と胸が痛んだり。
物販がやたら気合い入ってました。


360度シアターは、体験としては興味深かった。
通された部屋の中にあるのは、ずらりと並んだ長机と椅子。
その上にヘッドマウントディスプレイ&ヘッドホンが置かれており(一つの机に3つ:つまり三人がけ)
これを装着して映像を楽しむというわけ。
ちなみにヘッドマウントディスプレイを拭うウェットティッシュはあるが、セルフサービス。
内容は……ううむ。
疾走感があったのは冒頭だけで、
むしろ画素数による映像の荒さの方が気になった。
360度というのは本当で、確かに上下左右、どこを見てもパノラマ映像が展開していた。
岩をかついで歩いてゆく巨人エレンをほけーと見上げるのは、なかなか楽しい体験ではあった。
ヘッドホンからの音はかなりダメダメ。サラウンドじゃないよね、これ……
これからの映像体験の主流になるのは、もう少し技術の進歩が必要かな。
時間にして10分あったかどうか、100人強を入れ替え制なので、回転は早い。
600円*100人*6回だから、1hで36万円てわけか。
興行としては悪くないのだろうと思われます。


ヌルい観客が興味本位で行くには、コスパの悪い娯楽でした。
エヴァと日本刀展が素晴らしかったから、期待値のハードル上げすぎちゃったかなぁ。
電車に乗って映画館に行った方が良かったかもですわ。