DVD見たので忘れないうちに感想

オペレッタ狸御殿
予告を見た時は「日本語しゃべれないヤツを邦画に出すな」と思ったが
さすが中華の国の姫は存在感のある美しさだった。ギャラ高かったんだろうけど。
と、いう訳で、チャン・ツィイ−の分も薬師丸ひろ子しゃべりまくり。
というか、あの震えるソプラノの美しさが健在なのが嬉しかった。
ボイストレーニングしてるんだろうな。
自分の美しさに固執して実の息子を殺す父という怪役を、平幹二郎が好演。
一歩間違ったらオカマキャラ(つか浦沢絶対そのつもりで書いたよ)なのを
何とも存在感のあるクリーチャーに仕立てあげていた。
オダギリジョ−は、まぁそんな濃いメンツをまとめる中和剤っぽかったな。
その気になればすげぇ存在感ある演技もできる人だから、あえて押さえたんだろう。
こういう芝居の方がむずかしいに違いない。
美空ひばりのCGは、小さな画面で見る分にはあまり気にならないが、
スクリーンで見たら表情の動きに違和感あるぞきっと



それにしても脚本が浦沢義男に監督が鈴木清順という、どっかで見た組み合わせだなと思ったら
ポワトリンの脚本&出演者(神様)じゃん!
あれが縁でこういう組み合わせが実現したんならスゲェ!
でも、起用された割に浦沢節はおとなしめで、「びるぜん婆ぁのマイウェイ」という挿入歌に
その片鱗を感じ取れるくらいだった。
まぁ、代わりに清順節がたっぷりな訳だが。
おかげでストーリーはメタメタだよ(苦笑

SHINOBI
 オダギリジョー仲間由紀恵、どっちも好みな役者なのだが
シナリオがらダメダメ臭がして、双方の親代わりの葬式シーンで中断。
これから始まる愛憎劇&双方陣営精鋭の一騎打ちーズが多分楽しいのだろうが
そゆものが見たいのではないです。


阿修羅城の瞳
 新感線、つかいのうえ歌舞伎は、電撃文庫一次落ちの見本みたいな設定ばかりで
冒頭でもうお腹いっぱいになりつつ、宮沢りえが出るまで頑張った。
頑張ったのだが

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(認めたくないのだが)衰えつつある美貌が切なすぎて視聴中止。
もっといい年の取り方はできないのか、宮沢ちゃん。
てか無理せずに太れ!
お願いだからも少し幸せそうな顔になって!
絵は結構華やかで良かった。
あと主演の歌舞伎系の人が劇中劇で石川五右衛門を演じているが
これがお流石でビシッと決まっていて、素晴らしかった。