「氷菓」のアニメが評判が良いようなので、ご祝儀レビュー
始まる前は「またずいぶんと奇妙なとこからコンテンツ掘り出してきたなぁ。
さすがの京アニでも、これ当てるのはむずかしかろう」と思っていたのですが
動き出してみたら、なんとまぁ鉄板な出来ですこと。
割と古めかしい校舎&放課後のなんということのない日常、という
過去に当てた作品のポインツ全部抑えた作りになっていて、
そいや原作もこの要素ちゃんとあったわと感心しました。
アレか、角川文庫の作品を全部5W1Hの箇条書きにして
その中から条件があうコンテンツとして白羽の矢が立ったのか。
……てなことを言いたくなるくらい、
角川文庫の作家ではないイメージの作者だが、
デビューは角川学園小説大賞という、立派なスニーカー文庫畑の出。
(今ぐぐってみたら林トモアキが同期でちょっと驚いた。そいやそんなもんか。
ちなみに同氏著の「ばいおれんす☆マジカル〜核の花咲く日曜日〜」は
原子力発電所のメルトダウンを魔法少女が生身で突っ込んで防ぐ話。
蛮勇引力の丸橋忠弥同様、2011年3月以降の日本で、もう少し話題になっていいんじゃないのか)
話が脱線したが、アニメ化大当たり記念で今回はコレ。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: 単行本
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2012年の2月あたりに、偶然店頭で見かけたのでご祝儀で購入。
色々あろうが、やっぱり紙の書物を積んである本屋という存在は大事だよね、
などとエダルトのようなことを思ったり。
さて本題。
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